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2005年09月23日

9.23「K-1ワールドGP開幕戦」オンエアを前に。

直前に迫ったK-1ワールドGP開幕戦。
「21時」からのテレビ観戦を前に、知られているようで知られていない、この大会の「見どころ」をいくつかピックアップしてみよう。

■チェ・ホンマン×ボブ・サップ

2メートルを超す長身でありながら、優れた運動神経と格闘センスを持つ、韓国相撲シムルの元横綱(天下壮士)チェ・ホンマン。
K-1デビュー以来無敗の彼が、1サイクル前に出現したもうひとりのモンスター、“野獣”ボブ・サップとメインで対決する。
巨漢同士の、テレビ映えするわかりやすい対決……のように何やらお気楽に捉えられている向きがあるが、この一戦は今後のK-1の歴史を左右する可能性がある、と筆者は思っている。

注目したいのは、もちろんホンマン。
まだK-1のトップファイターと当たっていないが、筆者の見るところ、サップの数倍のポテンシャルを持っている。K-1の戦いに慣れれば、ホンヤスキーや武蔵でもかなり苦戦する(負ける)可能性がある……。
と、この状況を、数年前にサップが出現したときの状況と比べてほしい。
出現したばかりのサップは、セオリーを無視したビーストファイトでフォータイムス王者ホーストを苦しめ、結果としてK-1ファイターのポテンシャルをアップさせる起爆剤(悪く言えばあだ花)としての役割を果たした。

ご存じのように、サップはその後「心の弱さ」を露呈して、トップファイター(ミルコ、ボンヤスキー、セフォーなど)に簡単に攻略されてしまったわけだが……、“1サイクル後のモンスター”であるホンマンはどうか? やはりサップと同じテツを踏んでしまうのだろうか?

繰り返すが、筆者はホンマンのポテンシャルをサップよりも数段上と位置づけている。
ということは、今大会のメインイベント(ホンマン×サップ)は、ちょっとした“世代交代”的な一戦という意味合いを持つ。
つまり、サップが負ければ、サップのいたポジションにホンマンが入る。そして、次のGP決勝で自動的にトップファイターとの対戦が実現する。もしかしたら、GP決勝でホンマン旋風が吹き荒れるかもしれない……。

前大会(ハワイ大会)での対曙戦で、両者のあまりの実力の違いを知ることになったが、果たして今回のサップ戦は? サップがあっさりKOされてしまうようだと、筆者の指摘もかなり現実味を帯びてくるはずだが……。


■ルスラン・カラエフ×リカルド・ノーストランド
■ピーター・アーツ×マイティ・モー

大会直前に“引退”を表明したホースとに代わって急きょエントリーされたのがノースランド。しかし、彼よりもアメリカ予選(ラスベガス大会)で鮮烈な印象を残したカラエフに期待が集まる。

ホーストはGP戦線から撤退するだけで、ワンマッチには今後も出場するようだが、一つの時代の終焉を象徴する事態であることに変わりない。
そこに来て、サップよりバージョンアップした“モンスター”と言えるチェ・ホンマンの台頭、そして卓越した才能が感じられるカラエフの出現。
これでホーストと同じくK-1草創期のレジェンド・アーツが、モーにKO負けでも喰らったとしたら……、これはもう完全に世代交代の大会だったということになる。

■レミー・ボンヤスキー×アレクセイ・イグナショフ
■武蔵×フランソワ“ザ・バッファロー”ボタ

前年王者レミーはシード扱いで決勝に進めるため、これはスーパーファイト。
しかし、じわじわと実力ある次世代が台頭している状況下、ことしモーに判定負けするなどやや調子を落としている感のあるレミーにとって、この一戦は意外に正念場。

武蔵にしても、相手ボタは前大会でモーに秒殺負けしているが、なめられる相手ではない。
レミー、武蔵ともにここは堅実に勝って、決勝にコマを進めてもらいたいところ。そのほうがこの先のK-1は面白くなる。


筆者の予想では、決勝に上がるのは、

レミー 武蔵 セフォー カラエフ クラウベ レ・バンナ モー ホンマン

あたりだろうか。
まあ、これは予想というより、こうなればいいという筆者の「期待」なのだが、このあたりのメンバーがそろうようだと決勝は相当に見どころが多くなる。
(セフォーの代わりにガオグライが入ってもいい)

すなわち、ある程度安定した戦いのできるレミー、武蔵。
そして、往年の実力者のセフォー、バンナ。
このあたりの常連トップファイターに、ホンマンやカラエフ、モーがからんでくると、K-1ヘビーはMAX並みの盛り上がりを見せる可能性もある。

特にホンマンの登場は大きい。こうした異分子が出現することで、K-1ファイター全体のスキルは、またレベルアップする。K-1の世界進出はますます展開されていくだろう。

さて、結果は……。
特にホンマン、筆者の買いかぶりに終わらないことを望む。笑。

投稿者 長沼敬憲 : 2005年09月23日 20:53

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