早分かりキーワード解説


ぼくが作品のなかで頻繁につかうコトバを簡単に解説しておきます。




その3
しっぽとは?



……身体感覚ハラときて、
最後のトリをつとめる(?)のが、しっぽです。

まず面白いことから話すと、前の項でハラの話をしましたが、
要するに、「意識の中心を肉体の中心(重心)に重ね合わせると、
自分が見えてくる」、ということでしたね?

この「自分」というのは、あなたがいつのまにか忘れてしまっている、

動物としての自分、生物としての自分

つまりは生きていくうえでの、
あれこれ頭でグチャグチャ考えるずっと以前の、
もっと根っこにある意思みたいなものとイコールであるわけです。

その意思の中心が(脳などではなく)ハラにあるというのが
ぼくの身体論であるわけですが、
この点をもう少し突き詰めていくと、
いままでほとんどと言っていいくらい顧みられなかった、
「しっぽ」の役割というものが見えてきます。

考えてみてください。

身体の中心=ハラの一帯には、
その身体を支えていている骨格が配置されています。
具体的に言えば、頭蓋骨を支え、背骨を支えている仙骨という骨が、
そこには位置しています。

仙骨は面白い骨なので、
ぼくもいろいろなところで話していますが……。

この仙骨の先っぽにあるのが、
尾骨、つまりはしっぽであるわけです。

しっぽは進化の過程で退化してしまった。
無用になってしまった。
へえ〜、そうでしょうか?

あなたも人間である以前に、動物であり、生物であるはず。
その当たり前の事実を身体で感じられなくなった人が、
勝手にその現実のほうを常識だと思い込み、
その理論の延長上でそう口走っただけの話です。

しっぽはいまもきちんと働いてますよ。
退化もしていません。
ただ錆ついている場合がほとんどの人のケースなので、
もう一度メンテナンスを施したほうがいいのですが。

「しっぽ」(現在、公開準備中)という作品のなかで、
もう少し踏み込んだ解説をしていくつもりなので、
メンテナンスの方法も含めてそちらを参照してください。


しっぽは、いわばぼくたちの
「生きている」という意思の象徴。
そしてそれと同時に、動物を見ていればわかりますが、
外界の様々な情報を瞬時にキャッチする受信器官、
「直観」の源でもあるのです。




身体感覚とは?  ハラとは?  しっぽとは?







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