2005年11月17日

吉田松陰の「プラス発想」の根っこにあるもの

今回は閑話休題で、吉田松陰の話題を。
「夢の王国」シリーズも、現在、鋭意準備中です。

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投稿者 長沼敬憲 : 22:12 | コメント (0)

2005年10月11日

シリーズ「夢の王国」(3) 〜「和」と「太陽」の国

ご存じのように、南北を「縦」とする基準は、どの季節に見上げても同じ位置に輝いている、北極星という天体にある。天の不動の一点から自分の立つ大地へと続く、一本のライン。誰もがこの見えないラインを天に思い描き、北という方位の基準にしている。しかし、無重力である宇宙空間に、本来、方位など存在はしない。北が上という定義も、北極星という基準があって初めて成り立つもの。あまりに常識すぎて自覚すら失われているが、結局、根拠はそれだけなのである。では、現代はともかく古代において、他に「根拠」はなかったのか? そこに浮かび上がってくるのが、最初に触れた「太陽」。この天体を基準にすることで、東西南北の位置関係はガラリと変容してしまうのである。

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投稿者 長沼敬憲 : 14:25 | コメント (0)

2005年09月03日

シリーズ「夢の王国」(2)〜「日本人」はこうして生まれた

 一万年の中で作り上げられた縄文の文化と、大陸から伝来した新しい稲作文化。そのどちらが優位とも言えない力関係が、結果として「融合」を後押しをした。稲作文化によってこの列島古来のライフスタイルが断絶してしまったわけでも、もちろん導入した稲作が拒絶されたわけでもない。互いの長所を生かし、取り入れていく環境を、当時の列島の住民は半ば無意識のうちに身につけていた。融合の過程では戦争を含めた種々の混乱のあったことは間違いないが、結局どちらも滅ぼされることなく、のちの日本の顔となっていくのである。

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投稿者 長沼敬憲 : 18:05 | コメント (0)

2005年08月17日

シリーズ「夢の王国」(1)〜ヒトってどんな存在なのか?

 キリスト教では、アダムとイブが「善悪の知識の木」の実を食べ、楽園から追放されたことを、「原罪」と呼んでいる。……しかし、日本人にはこの世界中を席巻している感覚が、なかなか実感できない。……なぜか? 「楽園」を追放され、長い長い放浪の旅を強いられたのち、今の日本列島の一帯にたどり着いた人々は、長期にわたる「楽園生活」を再体験できたからだ。その期間、おそらくは1万年。それが、筆者のイメージする縄文時代である。

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投稿者 長沼敬憲 : 09:24 | コメント (0)

2005年07月29日

シリーズ「夢の王国」 ・はじめに〜イチローとカレリンの「アジア」

 ぼくなりの感覚を駆使し、日本史全体を見渡せる「歴史本」が書きたいと、数年前に手をつけた作品です。執筆の時間がなくしばらく寝かしておきましたが、このほど準備も整い、このサイト内でいよいよ連載をスタートします。

 ただ歴史を追いかけるだけでなく、まず歴史を動かす原理を解きほぐし、そのなかで「日本人」を位置づけてみたら面白いんじゃないか……というのが、ぼくの発想。
 ただ、ここでいう日本というのは、原則的には風土のこと。それはアジアや世界というより大きな枠を通して、より鮮明に見えてきたりするものです。

 日本史と世界史の「融合」。
 最近になって、そんな視点も注目されるようになってきました。分野をひたすら細分化して、無数の専門家を輩出させてきた時代から、それらの人々の研究成果をも統合させ、「全体」を見渡せる視点が、いまは求められています。

 ぼくの書く「夢の王国」も、スケールという点ではその潮流に重なるものがあるかもしれません。
 ここまではまえがきの、まえがき。以下、本文に続きます。
 それなりに息の長いシリーズになると思いますので、乞うご期待。

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投稿者 長沼敬憲 : 09:51 | コメント (0)

2005年05月17日

大河ドラマ関連企画(1)〜「義経」の向こうに「歴史」が見える

 人はつねに「正当な評価」をしてもらいたいと思いながら生き続けている存在です。でも、ただ褒めるだけで、同情するだけで、相手の琴線に触れられるかというと、そうではない。
 大事なものは「理解」という感覚です。「理解」は「理屈」とは違います。
 この「理解」を得るためには、自分自身の感覚器官を有効に働かせて、相手の感覚に近づく努力が必要です。この感覚器官は、読者一人一人にもあるし、そして義経にもあったもの。生物的な機能としては共通のもので、人工的にこしらえた思想などとは異なり、意識の中での感覚的な再現性も可能なものです。
 義経はすでにこの世にはいませんから、直接感想は聞くことはできません。
 でも、「これは多分本人も納得することだろうな」とか、「嫌な顔をするが受け入れざるを得ないだろう」なんていうぼくや読み手の様々な想像は、感覚に根ざしたものであるかぎり、そうそう外れたものではないのです。

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投稿者 長沼敬憲 : 12:23 | コメント (0)

2005年03月21日

シリーズ・秀吉と日本人(5)〜秀吉・家康の「対立構造」から見えてくるもの

 ……信玄のやってきたことは、今あるものの中から最高のものを作り出すということだ。これができてしまえば、ことさら革新性は必要なくなる。政治用語でいえば、保守本流ということ。これは、甲斐の守護大名という権威と地盤を持っていた信玄だったからできたことだ。家康にも、三河という自分自身のか弱い権威と地盤があった。これを使える組織のレベルに育てていくのにモデルとなったのは、革新派の信長ではあるまい。家康は三方原の惨敗を経て、間接的ながら信玄から保守本流の極意のようなものを学ぼうとしたのだと思う。

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投稿者 長沼敬憲 : 04:56 | コメント (0)

はじめに


歴史を知るということは、ここに居ながらにして、縦横無尽に世界を旅するということです。
「こんなふうに歴史を見る」ということは、だから、「こんなふうに世界を見る」ということ。
タイトルは上から物を俯瞰できるポジションにいる自分に対する、自戒を込めてのネーミングです。
→筆者の歴史観について


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